信濃路古道紀行 中山道・木曽路 その一 木曽路の入り口から奈良井宿

風光明媚な長野県には、歴史と伝説に包まれた数々の古道があります。このシリーズは、実際にその古道を一つ一つ訪ね、そこに綴られた物語をお伝えするものです。
今回は、江戸の五街道の中でも、最も昔の姿をとどめる木曽路です。緑深い山間の街道筋に軒を連ねる家々、人里離れた路傍には風雨で傷んだままの石仏や道祖神、里も野も潤いに満ちて詩情豊か、かつては旅人泣かせの二つの峠越えも今では爽快なトレッキングコースになっています。
木曽路の旅、第1回目は、木曽路の入り口から人気の奈良井宿までの旅です。
「是より南 木曽路」の碑を過ぎるといよいよ山深く、贄川の関を過ぎれば木曽漆器の郷平沢で、一軒一軒の店構えや看板に伝統工芸の粋がうかがわれます。次の奈良井では、どこまでも続く古い家並みに“奈良井千軒”といわれた昔の賑わいが偲ばれます。