京都祇園祭、飛騨高山祭とともに日本三大曳山祭のひとつとされるのが、秩父神社の例大祭である秩父夜祭です。300年あまりの歴史があり、江戸時代の寛文年間(1661~72年)には、祭りが行われていたとされており、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
豪華絢爛な笠鉾2基と屋台4基の山車が、秩父屋台囃子とともに曳き回される祭りの見どころは、屋台の両脇に張出舞台をつけて演じられる「屋台芝居」、屋台で長唄に合わせて演じられる「屋台曳き踊り」、そして「秩父流鏑馬」など、盛大で華麗な歴史を感じる祭りに魅了されます。夜を彩る花火とともに、ぼんぼりの灯りに浮き上がる、色彩豊かな笠鉾・屋台が曳き回される醍醐味に感動を覚える秩父夜祭。およそ30万人の観光客が集まるとされる、冬を代表する祭りを体感しに出かけてみてはいかがでしょう。
