毎年11月2〜4日に開催されるのが、唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」です。期間中は50万人を超える観光客が集まる唐津市最大のイベントで、江戸時代の寛文年間に始まった長い歴史をもつものです。唐津くんちの見どころは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている曳山(ひきやま)行事。曳山の一番古いものは江戸時代末期に製作されたもので、獅子や兜、亀や鯛など世界最大級の乾漆造の美術工芸品となっています。これら14台の絢爛豪華な曳山が笛・鐘・太鼓が奏でる囃子とともに「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声で旧城下町を巡行します。そして西ノ浜の砂浜において数百人での「曳き込み」「曳き出し」、祭りの熱気も最高潮に達します。三大くんちの最後を飾る唐津くんちの、歴史と熱気を体感しに訪れてみてはいかがでしょう。

写真提供:唐津観光協会
開催期間:11月2〜4日(金〜日)
会場:佐賀県唐津市南城内3-13 唐津神社と周辺市内
詳しくは、唐津観光協会HPにてご確認ください。