山口県防府市にある防府天満宮は、学問の神様である菅原道真公を祀る日本最初の天神様であり、京都・北野天満宮、福岡・太宰府天満宮とともに日本三天神とされています。防府天満宮で行われる御神幸祭は、罪を着せられ太宰府にて亡くなった菅原道真公に、無実であったことを報告した勅使降祭を起源としたもので、西日本屈指の荒祭りとしても有名です。今年で1015回目を迎えるこの祭りでは、道真公の御霊を乗せた御網代輿(おあじろこし)を白装束姿の裸坊約5,000人が、熱気に包まれながら「兄弟わっしょい」のかけ声とともに天満宮の大石段を滑り降りる姿は圧巻。さらに道真公上陸の地とされる勝間の浦の御旅所まで練り歩く列は壮観です。毎年2日間で約15万人を集める歴史ある防府天満宮の一大イベントであり、街は祭り一色となります。

写真提供:防府天満宮
開催期間:11月24・25日(土・日)
会場:山口県防府市松崎町14-1 防府天満宮周辺
詳しくは防府天満宮HPにてご確認ください。